今年も残すところわずかとなりました。今年を表す単語のひとつに忖度(そんたく)が挙げられます。政治的な問題の中で流行したキーワードです。忖度の意味は辞書によると「他人の気持ちをおしはかること」となっています。抽象的すぎていまいちピンとこない単語です。要は立場の低いものが高い立場にあるものの気持ちを推察するということです。しかし、それならば日常のどこでも常に忖度がおこなわれていることになります。けれども忖度という言葉自体を耳にすることは少なかったに違いありません。つまり、深いところで何かがあったことを表現したかったから忖度という聞きなれない言葉の選択をしたのではないでしょうか。
結局、自分の意見をはっきり言わない、それから責任を転嫁する日本人の国民性が忖度を生み出しているのだと断言できます。
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