2019年8月17日土曜日

日本語ラッパーと政治家

 今まで生きてきて芸人になりたいとか、YouTuberになりたいとかいう人に出会ったことがありますが、日本語ラッパーと政治家になりたいという人には会ったことがありません。これはたまたまなのでしょうか。
 まず第一に日本語ラップは完全に衰退しています。昔は目新しかったのでハマった人も多かったでしょうが、ディスったりディスられたりする文化が日本にはないので、日本語ラップから距離を置いた人が多いのです。それから日本語ラッパーの見た目。何だか怖い感じがして、ドラッグをやっていそうでタトゥーをぶちかましてそうで、とにかく怖いのです。そんな大人に子どもが憧れるはずもなく、だから日本語ラッパーを目指す人が少ないのではないかと僕は分析しています。
 第二に政治家について。政治家の右手を上下させ「がんばろう」という例のやつ。非常にカッコ悪くて真似をしたいとは思いません。この真似をしたいかどうかが子どもが憧れる職業かどうかのポイントなのです。前述の通り、YouTuberの真似をしたり、芸人のギャグをコピーしたり、子どもはそんなところから親近感を感じ、将来の夢にするのです。反対に日本語ラッパーは韻を踏まなければならないので、ある程度の訓練や練習をしないとできないのです。日本語ラッパーが高学歴出身なのもそのことが根底にあるわけです(頭が良くないと韻を踏めないから)。同様に政治家も、憲法をはじめとした法律に精通していたり、演説が上手かったり、時には敵を攻撃したり、なかなか真似できない部分が多いのです。
 子ども達から憧れられる職業に就いている人は幸せ者です。同時にいつも見られているので、責任のある行動が必要になりますね。

 

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