2014年12月15日月曜日

偉人たちの予見

 昔の偉人、つまり私たちと同時代ではない偉人の予見が驚くほど的中しているということがあります。まず一人目が三島由紀夫。僕は、金閣寺しか読んだ事がありませんが、彼の同時代のコアなファンは、三島由紀夫が割腹自殺したと知って、ショックで寝込んでしまうほどだったそうです。
 さて、その三島由紀夫は、日本は無機的な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない国になってしまうと予見していました。なんだか的中していますよね。カタカナの横文字ばかり使いたがる文化人気取りの人なんかまさしくそう。
 次に挙げるのが、アンディー・ウォーホール。マリリンモンローのシルクスクリーンで有名な方ですね。彼がこんな発言をしています。
「未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」
これはまさしくネットやSNSにより、自分を発信できる将来が来ることを指していると思います。その意味で、アンディー・ウォーホールはスゴイです。今やネットでは世界中の人々と一瞬にしてつながることができます。かくいう僕も今年から本格的にSNSを使い始めました。特にインスタグラムは写真であるために言葉の壁が少ないから、異国の人々とのつながりを実感しやすいです。正直な話、僕も15分間でいいから有名になってみたいのが本音です。
 先ほど、ネットやSNSの普及により、世界中の人々と一瞬でつながれると記しましたが、その分、心の中が空っぽになってしまったような虚しさも僕にはあります。

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