よく人は「あの人は個性的だよね」とか「個性的なファッションだね」とか言います。みなさんも1度は言ったり言われたりしたことがあると思います。ではその個性とはいったい何なのでしょうか。たとえば、たいていの中学や高校には校則があり、髪の色に対する規定があるでしょう。黒髪しか認められていない高校に頭髪をゴールドに染めた学生がひとりいたら、大変目立ちます。僕は、世間一般で言うところの「個性」ってそういうことなのではないかと考えています。その金髪の学生は学校の中では浮いてしまいますが、渋谷や原宿に行ってしまえば、誰も見向きもしないはずです。
つまり、「個性」とは、人間が属する集団(学校や職場や地域)の暗黙の規律から外れていたり、普通の人とどこか違っている事なのだと思います。大人や社会は必死に「個性を大切に」などと子どもに教育をしますが、そんな嘘は子どもには通用しません。社会や世間は、人と違うことをする人間を許さないし徹底的に排除しようとするんですから。
それでも個性的な仕事をし続ける人は非常に少数ですが、存在します。その人たちは毎日毎日、闘っているのだと思います。
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