正直、偉そうに人の文章力について語れる身分ではありませんが、最近読んだ本で文章を書く能力が高いと感動したのがこの方。そう水道橋博士。最初はタレント本という感覚で拝読しましたが、この方はタレントではなく作家だなと読んですぐに気づきました。水道橋博士さんはビートたけしさんのお弟子さんなのです。ビートたけしさんといえば、コメディアン、俳優、映画監督、画家など様々な顔がありますが、著書もたくさん出されています。しかしながら、ビートたけしさんはご自分では書かれないそうで、ビートたけしさんが語った内容をライターが文章にされているそうです。水道橋博士さんはビートたけしさんの芸人としての姿に憧れて、弟子入りをしたのでしょう。ところが、あまりにも師匠の偉大さに気付き、同じ芸人として師匠を超えることは難しいと悟ったのだと思います。ですが、僕は唯一、水道橋博士さんが師匠のビートたけしさんに勝っている部分があると考えています。それが彼の文章力です。
文章って誰にでも書けるようですけど、なかなか書けないものなのです。池上彰さんが、誰にでもわかりやすく説明できるのは彼が頭脳明晰だから。同様に水道橋博士さんも非常に頭が良いのでしょう。そういえば、TVで西川きよしさんが「芸人は頭が良くないとなれない」と目を大きくして、お話しされていたのを思い出しました。
最後になりますが、僕が読んだ水道橋博士の本は『藝人春秋』です。
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