花は最初から花ではありません。最初はタネであり、土に入れることでやがて芽が出て蕾となり、ようやくここで花が咲くのです。仕事も同様に、たいていの仕事が最初から輝いている仕事に就いているわけではありません。下積み時代、すなわちタネを蒔く時期が必ずあるはずです。
この下積み時代に、諦めて辞めてしまうと一生花を咲かせることはできません。だから誰にでもあるタネを蒔く時期を大切にしなければならないのです。
例えば、少年がプロ野球選手になりたいなら、日々の厳しい練習を乗り越え、野球の強豪校へと進学し、ドラフト指名されなければなりません。その後晴れてプロ野球選手になれたとしても、バッターであるならばヒットをコツコツ打ち続けなければ2000本安打、名球会に入ることができないのです。それができないとプロ野球選手としてあまり印象を残さずに現役を退くことになります。こう考えるとプロ野球選手はプロになるまでよりも、プロになってからのほうが、タネを蒔く時期が大変なのかもしれません。
それから役者さんも無名時代の下積み生活をどう乗り越えるかが課題であったりします。結構苦労されている役者さんは多いみたいです。
残念ながら僕は今、無名の存在です。ですが、この下積み時代を大切にしながら、綺麗な花を咲かせたいと考えております。
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