2021年4月2日金曜日

著名人の個展

  芸能人や政治家、いわゆる著名人が個展を開いたりしています。「いまいちな絵なのにどうして?」と感じる人も多いかと思います。それではなぜ著名人が簡単に個展を開けるのかというと、話題性があり客が入るからなのでしょう。残念ながら僕はまだ個展を開いたことがありません。お話が来ないからです。僕のような無名のイラストレーターが個展を開くとなると大変で、選ばれた人間しか果たせない、いわば夢だと思いますね。そんな人間からすると著名人の花の絵しかない作品で個展を開くことに関しては斜めから冷ややかに見てしまいます。著名人で素晴らしいアーティストっているのでしょうか。おそらくいないでしょう。

 高値で取引される本物のアーティストは金持ちの道楽で売買がされています。本当の価値がわかっていないのです。それから王道のゴッホなんて死ぬまでに1枚しか絵が売れていないわけですから、本当に同情に値します。そんなゴッホの作品が今では億単位で取引されていて、当の本人には1円も入らないという悲しい結末が待ち受けています。

 芸術ってわからないという人がいます。僕の抽象画も「わからない」と評価をされてしまいます。僕本人はきちんとメッセージを込めてテーマを決めて作品制作をしているわけですが、わからないと判断されることは非常に切ない問題です。とにかく個展を開くことは僕の夢のひとつでもあります。良いお話がいただけることを心待ちにしております。


 

 

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