知識や教養があると、知らないふりをすることができます。話し相手が初対面であったりする時に有効な手段が知らないふりなのです。自分を犠牲にして知らないふりをすることで、相手に話をさせることができます。すると、会話が盛り上がります。知識や教養がない場合、知らないふりができません。なぜなら本当に知らないからです。大学で基礎知識や教養科目を学ぶのはそのためです。つまり、知らないふりをできる人間を育成すること。それこそが学校の役割であり、それができないのであれば独学で勉強をする他ありません。
僕の最終学歴は図書館です。たとえば事情があって中学しか出てない場合や高校しか出ていない人は図書館を有効活用することで知識と教養を身につけることが可能でしょう。図書館には明らかに80代と思われる人が勉強をしていたりします。身の引き締まる思いがいたします。ほとんどの人は歳を重ねると勉強をしなくなります。勉強をすることを時間の無駄だと考えるのだと思います。それから精神的なエネルギーみたいなもの。歳をとると、これがなくなります。だからやる気を起こさなくなるのです。やる気がなければ本一冊読む気力もないはずです。
正直に生きていきたい人は知らないふりをしなくても良いと僕は思います。ですが、人間関係を豊かにしたい人はたまには知らないふりをしてみるのも良いのではないでしょうか。ご検討くださいませ。
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