2021年11月21日日曜日

一発屋

  一発屋とは一曲だけヒットして、その後にヒット曲を連発できなかったアーティストのことを差します。それでも一曲だけでもヒットを残せてすごいという見方もできます。世の中には一曲も人の心に耳に届かずに夢破れてしまう人がほとんどです。おそらく99パーセントくらいの人がそれに該当するのではないでしょうか。逆にMr.Childrenとかサザンオールスターとかはすごくて常に期待を超える名曲を世に送り出しております。それから僕の大好きなエレファントカシマシの宮本浩次さん。彼は最近、ソロでも名曲を生み出しております。

 一発屋の対義語はヒットメーカーでしょう。昔で言えば小室哲哉。彼はすごかったですね。当時を知る人はご存知だと思いますが、出す曲出す曲、トップテン入り。伝説と化しています。一方で今に残る曲がどれだけあるだろうかと考えた時に疑問が残るのも、また事実。一発屋のたったひとつの一曲が心に残っている、このような場合もあるのです。近年で言えば『香水』がその例でしょう。さすがに忘れてしまった方はいないとは思いますが、残念ながら一発屋の匂いがしてしまいます。

 価値観の多様化とともに、音楽の聴き方も変わりました。スマホがあればどこでも音楽を聴ける時代です。逆にアナログレコードも若い方の間で流行っているとも聞きます。おもしろい時代になったと感じるとともに、一発屋の人の哀愁も感じてしまう今日この頃でございます。


 

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