僕は何かを諦めた人を決して否定しません。知人には俳優、女優、ミュージシャン、芸術家を諦めた人を存じ上げておりますが、諦めることや辞めることには勇気と決断力が必要となります。特に女性の場合、結婚や出産をしたいために、夢を諦めるケースが多く見受けられます。夢よりも一般的な幸せのほうを選択したということ。自然な流れだと思いますし、子どもは女性しか産むことができませんから、子宮で考えるということなのでしょう。
「この歳で転職は厳しいから」と今の仕事にしがみついている人も多いと思います。社会的にも35歳を過ぎると就職が厳しいという見方があります。何か特別な資格等があれば、別ですが、就職は35までと僕もよく聞いた話。そして、転職も同様で突出したものを持ち合わせていないと転職活動は路頭に迷うと思います。きちんと次の仕事を決めてから退職をしないと、履歴書に空白期間ができてしまい、それが原因で今後のキャリアが台無しになることも考えておくべきことでしょう。とはいえ、今の時代、転職は不自然な行動ではありませんし、前向きな印象を受けます。これはテレビコマーシャルが原因なのではないでしょうか。かっこいい俳優さんや素敵な女優さんが転職のCMに出ることで、そのイメージを明るい前向きなものとしております。
人間は諦めた後に、その人の人間力が試されると思うのです。たくさんの経験をして来た人には経験値、多くの知識を手に入れた場合には知識が残ります。何も残らない人は、その後、非常に苦労をすると思うので、諦めずに継続をすることを僕はおすすめいたします。それでも諦める勇気を持つ人には大いに諦めていただいて、その後の人生。ぜひ幸せになれるようにがんばってほしいと、お祈り申し上げます。