とても良い傾向にあると思うのですが、最近オカマという差別用語を聞かなくなりました。LGBTや多様性が広まりつつあるからでしょう。ずっと昔から闘い続けている美輪明宏さん。美輪さんは「オカマという差別用語をなくすためにがんばってきた」とテレビで発言していましたね。ちなみに僕は美輪明宏さんのリサイタルに友だちと観に行ったことがあります。それはそれは素晴らしいものでした。美輪さんには長生きをしてほしいと感じております。僕はある一定の年齢を超えた時に、独身だと知られると「ゲイなの?」とか「女性嫌いなの?」とか言われるようになりました。これは面接でもありました。シングルハラスメントってやつ。相手は何気なく質問しているのでしょうが、こちらは傷ついているので、今後世の中が変わって行ってほしいと感じる部分。事情があって結婚できない人はたくさんいます。それを独り身だからといって偏見を持つことは失礼に値します。
僕が小学校の頃、女性っぽい男の子、男子児童が「お前オカマかよ」とか普通にからかわれている環境下でしたね。今では大問題になるでしょうが、昔は時代が違ったのです。ですので、僕よりも上の世代では女性的な男子や男の子っぽい女子児童は、ものすごいいじめに遭っていたのだろうと推測ができます。ちょうど僕が高3の時にスカートを履いている男子生徒がおりました。これは今ではふつうで女子がスカートではなくパンツスタイルの制服を選択できたり、時代は変わりましたね。
世の中は善人ばかりで成り立っているわけではありません。極悪人もたくさんいます。ですので、言葉に出さないだけで心の中で「こいつオカマみたい」とつぶやく人は一定数の割合でいなくならないと思います。だからこそLGBTの人たちは団結して、善人を呼び寄せるオーラを出すと良いと考えております。LGBTの人が1人でいるといじめのターゲットになってしまうかもしれませんが、LGBTの人が10人集まれば、その10人をターゲットにすることは難しくなります。とりあえず、オカマという差別用語を聞かなくなったことは、この国が良い方向へと進んでいる証しでもありますし、今の子どもたちが大人になる頃には男性同士の結婚や女性同士の、いわゆる同性婚が平気で当たり前のように認められる時代になっていると想像ができます。世の中は時代とともに変わっていくので、時代の流れには敏感でありたいですね。
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