2023年7月3日月曜日

百貨店の将来

  池袋の有名百貨店が全フロア電気屋になるという話が何度も地域住民の反対により頓挫しているそうです。確かに池袋といえばその百貨店。中には年間で億単位のお買い物をするかたもいらっしゃると、その百貨店に勤めていた知人から聞いたことがあります。僕はといえば、その百貨店に昔好きだったブランドが入っていたので、よく行っていた時期がありました。とはいえ、ミニマリストになり、ファッションを卒業したので百貨店に行くことはなくなりました。ですので、あくまでも僕個人の感想を述べれば、その百貨店が存続しようが閉店、撤退をしようがどうでもいい、そんな感じ。

 若い人で百貨店に行く人が少ないというのが、百貨店の衰退の原因でしょう。1着数十万円のジャケット買うなら、ユニクロやGUでいろいろとお買い物をしたほうが良い、そのように考えるのだと推測できます。ところがお金を落としてくれる顧客の層は圧倒的に団塊の世代のような高齢者。つまり、富裕層のお金持ちが百貨店の撤退に反対の声を上げているのだと思われます。それからその百貨店には地下に食品のフロアがあるので「そこがなくなることが困る」という庶民の声もあるのだと思います。僕自身も、そのフロアでケーキを買うことがありますので、なくなったらどこでケーキを買おうかな、と考えたりもします。百貨店には伝統や歴史があります。その一方で、時代は変わりゆくもの。衰退してしまうものもあるのです。人間は不思議なもので、なくなったらなくなったでなんとかするもの。つまり、百貨店がなくなっても、時が経てばなんとかなるものなのです。その意味で百貨店の将来には暗雲が立ち込めていると考えても良さそうです。いずれは淘汰されていくもの。

 百貨店の顧客である富裕層。彼らは百貨店がある限りは利用をし続けるでしょうし、冒頭の百貨店の撤退には反対をすると思われます。それでも全国から一斉に百貨店が全滅する日は、相当遠い未来ですので、そこらへんは安心をして良いのではないでしょうか。 



 

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