以前にテレビでマツコ・デラックスさんが「私は根性がないから力仕事はできない。それにサラリーマンにもなれない。この我の強さでどうやってご飯を食べていくか。悩んだ」と発言していました。これはマツコ・デラックスさんだけに言えることではなく、人間には必ず向いている仕事すなわち天職があるはずです。
例えば、細かい作業が苦手で不器用な人に極小の半導体にシールを貼る仕事を任せても続くはずがありません。それを「根性がない」とか「気合がない」というのは無謀な話です。では体の細い非力な人に重いものを運ぶ仕事を任せた場合はどうでしょうか。おそらく体を壊して終わり。それが結論です。
では天職というものはどうやって見つけるのか。知り合いの美容師さん(店長さん)から「美容師は向いているか、向いていないかは数年経ってみないとわからない」と聞いたことがあります。新人が入ってきてすごい器用で教えた事は何でもこなすのに数年経って全く伸びなくなり辞めてしまう人。逆に最初は全然ダメで大丈夫かなと心配するような人でも数年経って見違えるような素晴らしい美容師になる人もいらっしゃるそうです。
人間は他人に「向いていない」と言われても本人にやる気があれば努力をし続けます。結局のところ自分の天職を見つけるのは自分しかいないのです。
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