子どもの頃、よく大人に「本を読みなさい」と言われて育ちました。みなさんはどうですか。おそらく「本を読むな」と育てられた人は少ないと思います。
ところで、今日は【本を読めば文章力がつくのか】について、考えてみたいと思います。前述したように「本を読みなさい」と子どもに言う大人は、本を読めば知識が深まるとか頭が良くなりそうといった短絡的な理由から読書を勧めるのでしょう。もっといえば、子どもが本を読んでくれれば、静かで済むくらいのものです。
僕は、子どもの頃まったく本を読みませんでした。17歳くらいから本を読み始めました。古本屋さんでそれぞれ100円で買った村上春樹の『ノルウェイの森』の上下巻と太宰治の『人間失格』です。これらの良本が300円で買えました。すんなり入ってきたのは『人間失格』のほうです。とてもヘビーな内容でしたが、小説としての終わり方が素晴らしいと感じた記憶があります。つづいて、『ノルウェイの森』ですが1度目に読んだ時は、よくわからなかった、というのが本音でした。それから何回も読むにつれ、『ノルウェイの森』の奥深さに気づきました。
僕の経験則ですが、読書というものは、読解力や理解力、加えて想像力は身に付くと思いますが、文章力はまた別問題であり、訓練が必要なのではないかと考えています。単純に、素晴らしい小説を大量に読んだからといって、素晴らしい小説がかけるようになるとは限らないということです。
最後になりますが、僕が考えたノルウェイの森の実写版のキャストをご覧ください
ワタナベ 池松壮亮
直子 渡辺麻友
緑 能年玲奈
キズキ 中山優馬
レイコ 小泉今日子
永沢 松田翔太
いかがでしょうか。
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