ナンシー関さんがこの世を去ってから、約15年になります。その間にナンシー関さんの穴を埋めるようなテレビ評論家は誕生したのでしょうか。人は失ってからはじめて、なくした存在の大きさに気付かされます。今、ナンシー関さんの存在を知らない人も多いに違いありません。鋭い洞察力の文章と愛嬌のある消しゴム版画で、多くのファンを有したテレビ批評家が、ナンシー関さんです。今でも、彼女が生きていたら・・・という声は後を絶ちません。
単純に、テレビという媒体自体が、昔ほどの影響力を持たないのも事実です。そしてSNSが普及した結果、誰でも情報を発信できる現在です。ナンシー関さんが生きていたとしても、引退という形をとっていたかもしれません。
どちらにせよ、我々はナンシー関の亡霊を追い求めているわけです。
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