刑事に憧れて

　子どもの頃から、僕は刑事に憧れがあります。それはおそらくテレビドラマの影響からなのですが、今でも刑事という職業はクールだなと思ってしまいます。実際の刑事さんというのは、友人や知人に自ら刑事であることを打ち明けているのでしょうか。僕が憧れる刑事像は自らの身分を隠し、刑事という仕事を全うしている男です。だからホテルのチェックインもTSUTAYAのカードも偽名を使いこなしています。刑事は闇の組織から狙われるかもしれませんから、尾行にも気をつけなければなりません。眠るときだっていつ何が起きるかわからない訳ですから、熟睡など言語道断。拳銃の腕も磨く必要があります。
　想像しているだけで刑事に対する憧れが強くなり、興奮してしまいます。