人間は大人になると恋をし、結婚をします。もちろんしない人もいますが、今われわれがここにいるのは父と母が結婚した結果なのです。僕は結婚していませんし、結婚したこともございませんので、離婚の経験もありません。おそらく皆様の周囲にも多かれ少なかれ離婚経験者はいらっしゃると思います。ということは離婚は珍しいものではなく、極めて身近なものなのです。
さて、離婚の原因の統計を見ると、DVや浮気などがありますが、ダントツで1位なのが性格の不一致です。当事者でない限りは「なぜ結婚する前に性格が合わないと気付かなかったのだ」とツッコミを入れたくなるところですが、そこはこらえて冷静に分析していきたいと思います。
たとえば、結婚の前に同棲をしていないと、前述の性格の不一致は出てきやすいと想像できます。食べてすぐ洗い物をやらないとか、あるいは根本的にできないとか、洗濯物を畳めない、掃除を全くしない、燃えるゴミと燃えないゴミの分別ができない、電気をつけっぱなし、お金の使い方がおかしい、このようなことから喧嘩になり性格の不一致と言って離婚になってしまう。
同棲を経験していても、片方が早く結婚に持ち込みたい場合、結婚するまでは愛想良く、家の事はキチンとやる人でも、結婚してからは豹変し何もやらないとかですと、当然、もう片方は「騙された。こんなはずじゃなかった」と性格の不一致を理由に離婚になるに違いありません。
そもそもよほどの確率がない限りは、自分と同じ性格の人間に巡り合うことはできないと断言できます。長く生活している実の家族でさえ性格が合うなんてことはまずないからです。
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