学生の頃に教授Aが話していたことが、おもしろくてたまに思い出すことがあります。ゼミ生がその教授Aとは違う教授Bに大変な失礼をしたそうです。教授Aはゼミ生に「謝りに行きなさい」と指示をしたそうです。すると、そのゼミ生は謝りに行ったのに教授Bが不在だったという理由から置手紙をし、その手紙の中で謝ったというものでした。これは単純におもしろい話だけではなく人間の心理を表していて興味深いです。
そのゼミ生が本当に謝りたいのならば、事前にアポを取り謝りに行くことが礼儀だと思うのです。ですが、そのゼミ生は教授Bが不在だからと置手紙をしたのです。これはわざと教授Bが不在の時間に訪れたのではないかと疑われてしまいかねない行動です。なぜわざと不在の時間を狙ったのかというと、単に教授Bに会いたくなかったからです。
ゼミ生は「とにかく手紙で謝ったんだからいいじゃないですか」と言い訳をするでしょう。そう、言い訳というものは自分が嫌な時や立場が悪くなった時に使う非常に便利なものなのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿