ある人にとっては芸術作品であっても、またある人にとってはただのガラクタかもしれないもの。それこそがアート作品なのだと思います。そもそも好みは一貫しているものではないので、すべての人間に受け入れられるアート作品など存在するはずがありません。
「あのアーティストの作品が好きだ」の鑑賞者の意見はどこからくるのかを考えると、確実に理屈ではなく感覚的なものに左右されているに違いありません。よってこの不思議な現象は口で説明することは不可能です。
では逆にアート作品を産み出すアーティストは理屈と感覚のどちらで制作をしているのかについてです。これは両方なのだと思います。感覚だけで作品を制作しているなら、それはプロではありません。きちんと頭で考えてから、感覚と技術で制作をしていくのです。過去の著名なアーティストの名作を見れば一目瞭然で、多くの作り直しを経ていることが明らかです。適当な感覚で制作していないことの証明であります。
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