ボクシングファンにとって、6月7日は特別な日であったはずです。そうです。井上尚弥対ドネア戦があったからです。僕は子どもの頃から大のボクシング好き。ちなみに子どもの頃のボクシングアイドルは浪速のジョーこと、辰吉丈一郎選手でした。辰吉の弱点と言えばガードをしっかりとしないこと。その意味で井上尚弥選手はガードをきちんとしますし、破壊力も半端じゃないです。オフェンスもディフェンスもしっかり行う、現在の戦績は23勝(20KO)無敗でございます。これは正直、普通じゃないですね。ほとんど完璧なボクシング選手であると断言して良さそうです。ドネア戦から約3日経ちましたが、ほとんどの観戦者の反応が言葉がないという感じ。それだけ井上尚弥が強かったということです。YouTubeの動画ではあのマイクタイソンが井上尚弥のことをモンスターであると絶賛しているのです。元祖モンスターのマイクタイソンから賞賛されることは同じ日本人として、誇らしいことですね。それからドネア戦では試合終了直後にダッシュで井上尚弥選手のお父様がドネアに駆け寄りました。感動した観客は多かったと思います。トレーナーである井上尚弥選手のお父様はドネアの体を心配したのです。特に2ラウンド目はほとんど井上尚弥のサンドバッグ状態であったので蓄積したパンチのダメージを心配しての行動でした。これには海外からも素晴らしいという声が上がりました。僕も同感です。
井上尚弥選手はイケメンでアイドルのような雰囲気からボクシングを知らない人にとっては「この子本当に強いの?」と受け止められることも多いようです。人は見た目ではないことは彼の試合を見れば明らかです。ボクシングの世界戦であれだけKO率が高い選手は日本人ではいませんでした。今の子どもたちは幸せ者です。これから井上尚弥に憧れてボクシングを始める選手が多く出てくるでしょう。将来への功績も素晴らしいですし、井上尚弥選手は謙虚で、紳士的なところも魅力の1つです。
問題となるのがこれから。モンスター井上尚弥と試合をやりたがらない選手が多く出て来そうです。そうなると格下相手に防衛を重ねていく予想がつきます。あと何年チャンピョンであり続けるのでしょうか。彼は今年中に4団体の統一を果たし、おそらく階級を上げて再びチャンピョンを目指すのだと思います。
とにかく井上尚弥選手の努力は壮絶なものだと思いますし、天性のものもあると思います。あれだけ下半身がドシッとしっかりした日本人ボクサーは珍しいの一言に尽きます。しかもスピードまであるので隙がまったくないそんな感じ。僕は天才とか努力家とか、そういった安易な言葉で井上尚弥を片付けたくはありません。「まるでバケモノ」僕から井上尚弥への最大限の賛辞でございます。
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