2023年12月12日火曜日

労働の対価

  今日は労働の対価に関するお話。大谷翔平選手がエンジェルスからドジャースへと移籍することになり、その総額が10年で1000億円を超えるものとなりました。普通に年収1億でも1000年かかることになります。すごいの一言に尽きます。とはいえ、それだけの価値が彼にあるわけで、価値のない人はお金を稼ぐことができません。僕の大好きなゴッホ。彼は生きている間に1枚しか絵が売れなかったというのは、あまりにも有名な話。芸術や美術の場合、生きているうちに正当な評価がされないことはよくある現象です。それに比べて音楽や映画、ドラマ等は結構リリースしてから評価されるまでのスピードが早いのでうらやましい限り。

 知り合いの女性イラストレーターは活動を終了いたしました。理由は結婚して子どもを持ちたいという理由から。極めて真っ当な理由だと思います。要はイラストで生計が立てられないので、諦めたということ。僕は諦めた人を否定いたしません。ただどうしても夢に向かっている人に魅力を感じますね。それから何かを諦めた人って諦め癖がついてしまい何をやってもすぐに諦める、そんなことがあるかと思います。

 非正規労働者のみなさまは時給で自身の評価が決まりますよね。とはいえ、がんばっている人は「正社員になりませんか?」と必ず問いかけられると思うのです。アパレルをやっていた時には僕の同僚、先輩で何人もバイトから正社員になっている人がおりました。今考えてみると、非常に良い会社であったと回想いたします。そのような環境下に身を置けて、僕もとても楽しかったです。

 よく「給料安い」とかぼやいている人がいますが、それはその人の価値なのです。そこは素直に受け入れるべきですし「給料安い」とぼやいてもお給料は上がるわけではありません。つまり、人と違う何かを持つ人が高い労働の対価を獲得できるのであって、みんなと同じスキルしかないのであれば、労働の対価は当然、低いものとなってしまう、それが現実でございます。 



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