2016年8月2日火曜日

晩年の歌手

 晩年の歌手というと、哀愁が漂い何だか切ない感じになってしまいますから、ベテラン歌手とでも言い換えましょうか。とにかくベテラン歌手が自身の昔のヒット曲をひっさげ、音楽番組などに出演しているのをよくテレビで拝見します。そんな時A歌手は、昔の面影などない歌い方で尚且つ声すら出ていないのに対し、B歌手は全盛期を彷彿とさせる歌唱力で客席を沸かせています。ベテラン歌手の場合、ほとんどがAのパターンが多い気が致します。
 A歌手とB歌手の命運を分けたものは何なのかと考えてみると、歌い続けていたかどうかに尽きると思います。例え場末のスナックでも、誰も聴いていない温泉ホテルの営業でも、歌う機会と歌うことをやめなかったベテラン歌手は、その声量と若々しい風貌を保ち衰えることなく、ファンを楽しませる努力を惜しまないのです。
 本当に努力することは素晴らしいですし、そんな晩年の歌手を僕は応援したいです。

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