2016年11月5日土曜日

シンガーソングライターが他の歌手に提供した曲をセルフカバーする確率

 作詞作曲ができる人は特別な才能を持つ人です。誰にでも作詞作曲が可能ならば、わざわざ作詞や作曲を依頼しません。
 有名なシンガーソングライターが他の歌手に、自身が作詞作曲した曲を提供し大ヒットすることがあります。これは歌手がシンガーソングライターに依頼をする話の段階で、両者にかなりの打算があると推察できます。当然、WIN-WINの結果が得られそうかどうかで依頼の成立不成立が決まるのです。しかし、これは歌手に相当の人気、あるいは歌唱力がないとシンガーソングライターは本気で曲を提供しないのではないかと思うのです。なぜなら、シンガーソングライターは自身で作詞作曲ができるので、自分で歌ってしまった方が良いわけです。
 それでは、そこまでして他の歌手に曲を提供する理由として考えられるのが実験的要素と実力の誇示です。「私は自分の曲だけでなくA歌手のイメージにピッタリの音楽も作れるよ」「B歌手にこのような曲を歌わせてみてはどうだろう」ということです。
 そして歌手がシンガーソングライターの曲提供により爆発的なヒットをした場合、その後シンガーソングライターが必ずとる行動は、その曲をセルフカバーすることです。これは100%の確率で行われる恒例行事みたいなものです。それはまるで「この曲、私が作ったんだよ」と言わんばかりの行動です。

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