「あの人は器用貧乏だ」とか「俺、器用貧乏なんだよね」の使い方における器用貧乏は、何をやっても中途半端で最初の入りは良いんだけれど、突き抜ける何かがなく最期までたどりつかない、という意味だと思います。
では、レオナルドダビンチのような人の事を人は何と呼ぶか。そう、多彩な天才と呼ぶのです。レオナルドダビンチを器用貧乏と呼ぶ人がいないのは常人には真似できない多ジャンルの仕事をハイレベルでやってのけ結果を出してきたからこそです。
こう考えると、器用貧乏はポジティブな言葉ではなさそうです。ですが、器用は良い言葉ですし、不器用よりも器用なほうが仕事の覚えも早いわけですから、器用は良いことです。冒頭の通り、器用貧乏は、中途半端なところでやめてしまうからひとつも極められなかったということです。何か興味を持ったら、とことんやってみる、絶対にあきらめない、この気持ちを持ち合わせていれば器用貧乏とは言われないでしょう。
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