2020年5月1日金曜日

岡村隆史さんの功績について

 昔、ナインティナインのオールナイトニッポンをよく聞いていました。木曜日の深夜が楽しみでしたね。当時から特徴的だったのが、下ネタに関するものです。当時はその下ネタや芸能人の陰口に対して「よく言ってくれた」と若者は感じていたはずです。最近、炎上しているので僕は「まだラジオやっているんだ」と思いました。今更、振り返るのはタイムリーではないので、私見を述べたいと思うのですが、岡村隆史さんは、コロナの影響でお金に困っている女性が風俗嬢になる、結果的にかわいい子が一時的に増えるので、そのことが楽しみだと発言したのですが、それを女性蔑視であると世の中の人たちが騒いでしまったことがことの発端です。確率的にコロナの影響でかわいい子が風俗嬢になることは事実でしょう。ですが、それを発言してしまったことが世の中の流れと反対だったので炎上してしまったのだと分析できます。思っていること、事実であることをそのまま発言してしまうと失敗する典型的なケースが今回の一例です。
 世の中は女性上位の時代です。女性専用車両があるくらいですから(痴漢する最悪な奴がいるからですけど)。たとえば電車に乗り座り、目の前に素敵な女性が乗っていたとします。5秒見つめたら相手の方からすると「何ジロジロ見てんの。私を性の対象として見てるのね。キモい」となる世の中なのです。ラジオでハードな下ネタを連発することは時代ではないのだと僕は思います。テレビの岡村隆史さんを表とするならば、ラジオの岡村隆史さんは裏の顔だと言ってもいいでしょう。そのくらい下ネタは過激でした(不快に感じる人もいるはず)。
 ナインティナインはめちゃイケで一世を風靡したお笑いタレントです。特に岡村隆史さんはキャラ先行の時代と相まってバラエティ番組のひっぱりだこととなりました。それからナインティナインは漫才でもコントでもなくめちゃイケのようなドキュメンタリーバラエティの出身であるお笑いタレントです。本人たちは芸人だと思っているのかもしれませんが、芸があるのかというと疑問に感じてしまいます。
 とはいえお笑いのセンスはあって、岡村隆史さんは努力型のお笑いタレントですし、相方の矢部さんも敬語ツッコミの先駆者です。ナインティナインのオールナイトニッポンは、2014年の9月に矢部浩之さんが卒業していますが、このタイミングで岡村隆史さんもやめていればよかったのかもしれません。僕が昔、ナイナイのオールナイトニッポンを聞いていた時、岡村さんが「トレンディ」というワードを用いた時に、すかさず矢部さんが「岡村さん、トレンディって今使わないですよ」という局面がありました。当時から岡村隆史さんは世の中の流れに対し少し、無頓着な部分があったのかもしれません。
 それから炎上や批判は人気者、有名であることの証です。ナインティナインは大昔にダウンタウンの松本人志さんに著書の中で「ナインティナインはダウンタウンのチンカスみたいなもの」とディスられていましたが、それも妬みの一種(立派に大成しましたね)。今回の騒動も妬みが含まれています。岡村隆史さんは女性に優しそうですし、紳士的な方であり、決して女性蔑視をしているとは思えず、飛躍しすぎという感もあります。そして、SNS。僕が昔、オールナイトニッポンを聞いていた時はネット環境が普及していませんでした。今回の発言を昔していたとしても炎上はしなかったでしょうし、批判もそれから謝罪する必要もなかったと思います。
 最後になりますが、当時死亡説が浮上していた志村けんさんを再ブレイクさせたのが岡村隆史さん。この功績は非常に大きいと僕は考えています。彼は昨日のオールナイトニッポンではきちんと謝罪をしたわけですし、6年ぶりに矢部さんも登場したので、これでもういいのではないでしょうか。お時間です。さようなら


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