昔、NHKか何かの番組で作家の人が過去を振り返っており、皿洗いのアルバイトをしていたことがあると発言しておりました。そして、あんまりにも真面目に皿を洗うので「調理のほうもやってほしい」と言われ、彼はそれを断ったと言っていました。わかる人はわかると思うのですが、彼は将来作家を目指しており、ところが現在は作家では食っていけないので生活のために仕方なく、皿洗いのアルバイトを選択したわけです。その彼に皿洗い以外の業務を任せることは労働の搾取以外に該当しません。「僕は皿洗いのアルバイトなので、皿洗い以外は行いません」これは正当な理由ですが、一般社会では通用しないでしょう。ちなみに僕も飲食店で皿洗いのアルバイトをしたことがありますが、野菜のみじん切りやお通しの準備など皿洗い以外にも多くの業務を任されました。見事に搾取されていたわけです。
僕は結構器用なのでなんでもそつなくこなすタイプ。ですので、都合の良いように使われたりしたこともありますね。そんな時には潔く辞めてしまう、それが大事です。以前にはアルバイトの募集なのに「将来社員を目指す意思はありますか?」とよく面接で聞かれたことがありますね。不思議です。僕は真面目なので当然、真面目に見られます。だからなのかもしれません。洋服屋さんで働いていた時にはミュージシャン志望の若者やラッパー志望の若者がいて、とても楽しかったですね。いろいろな人がいる職場で働けたことは僕の財産でもあります。
みなさまの中で将来何かを目指しながら、働いているかたはいらっしゃるのだと思います。僕は応援をしますし、夢や目標があることは素晴らしいことだとも感じます。早くみなさまの夢や目標が叶いますように、お祈り申し上げます。
0 件のコメント:
コメントを投稿