このブログでも何度か色について語ってきました。世間のイメージとして、黒は無難な色、赤は情熱的で派手な色と定着している気がします。それ以外にもパステルカラーはポップ、ピンク系はかわいいとかです。
さまざまな色が組み合わさった絵を見た時に、たいていの人が「カラフルだね」と認識するはずです。逆に黒と白のみで描かれた絵はモノトーンですので、シンプルな印象を与えることでしょう。最近になって僕は、このモノトーンにおける表現の難しさとおもしろさに気が付き始めました。白と黒で絵を描くことは非常に難しいのです。その理由は色でごまかす、色に逃げることができませんので、力強く表現をしなければなりません。
それでは、色に何の意味があるのかと考えると、例えるならば花。もしも花がカラフルでなければ、花を綺麗と感じることはなくなります。空がグレーであれば、気持ちが暗くなってしまいます。
子どもの塗り絵で考えるとわかりやすいですが、色を付けると絵の雰囲気はガラッと変化します。それは色の魔法によるものなのです。
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