久しぶりに手に取った本が、以前には難解に感じており疎遠になっていたものでした。ページをめくりながら流し読みをしていると「あれっ」と感じた瞬間があったのです。そうです。理解できる部分が増えていたのです。昔は、最初の1行目から理解できず、専門書ということもあり諦めていた所もあったのですが、処分せずに手元に取っておいたということは、いつか理解できる日がくるかもしれないと、心のどこかで前向きに捉えていたからだと思います。
大人になると背が伸びるとか、部分的に毛が生えるといった身体的な成長はストップします。それは成長していないということではないですが、目に見える進化のようなものは無くなっていくことは事実です。それどころか太りやすくなる、疲れやすくなるというような老化現象により人間は時の流れと共に退化していく錯覚を覚えてしまうのです。
今回、過去に難しい印象を受け遠ざかっていた本を読み、さほど難しさを感じなかったことから、人間は頭の中や論理的思考が進化していくことは可能なのだと思い知らされました。読書に関しては、続けていて損はないと考えています。
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