ちょっとにわかに信じがたいのが今日のお話。先日用があって、電車に乗りました。するとスーツでビシッと決めたビジネスマンらしき2人の隣に僕は座りました。彼らは大きな声で話していたので、隣にいる僕には丸聞こえでした。そこで年配のビジネスマンが後輩から直属の上司にパワハラを受けていると相談をされたのだそうです。彼は隣にいるおそらく同僚であろう人物に「パワハラされる人って精神的に弱い人間なんだよ」と言い放ったのです。「えっ?」と僕は思いました。読者のかたも同感でしょう。たとえば深刻なのが学校や職場のいじめ。このいじめに対して「いじめられる人は精神的に弱いんだ」と言ったら大変なことになります。いじめを正当化することにつながってしまうかもしれません。
個人的な意見としてはパワハラを受ける人が精神的に弱いという見解は古いと思いますね。ナンセンスです。世の中には理不尽なパワハラを受けてお悩みのかたが大勢いらっしゃいます。そういう人たちの気持ちを逆撫でてしまう恐ろしい偏見をお持ちのかたもいるというわけです。いじめしかりパワハラしかりタチが悪いのが録音や録画をしない限りは、その証拠を残せない点です。彼らは陰湿で2人きりの時にいじめを行ったりパワハラを行ったりするので、された側は悩むわけです。
僕は社会からいじめやパワハラがなくなってくれることを切に願う1人です。友だちでもパワハラされて転職に追い込まれた人を存じ上げております。そんな彼を僕は精神的に弱い人、とは感じません。むしろ精神的に強く、正義感の強い人と認識しております。だからこそパワハラをする人を許せませんし、今現在、パワハラをしている人はすぐにその卑劣な言動を改めて謝罪する。そういうことをしてほしいです。謝られたからと言ってパワハラをされた人の心の傷は癒えませんが。
前述の「パワハラされる人は精神的に弱い人」と言った人の部下のかたは非常にかわいそうだと思いますね。きっと相談した相手を間違えてしまったのでしょう。だからこそ、おそらくその人は転職してしまわなければならなくなるでしょうね。ただ世界にはいろいろな人がいます。良い人たちがたくさんいます。僕はその人が当たりの職場環境に出会えることを祈るばかりです。世の中からいじめやパワハラがなくなりますように。
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