2022年12月24日土曜日

運命について

  僕は占いとかは信じないのですが、運命は信じます。人と人は出会うべくして出会うと考えますし、別れも運命の一部。離れなければならない運命は存在するのです。たとえば友だち。友だちは縁があって友だちとなるのですが、結構儚いものです。女性同士の友人関係はさらに儚いものであると考えることができます。卒業文集に女の子の同級生がケンカしてしまったことを後悔していてできれば仲直りをしたいと記していて、僕は驚きました。女性は男の僕から見ても非常にドライで、一度仲が悪くなると復縁するのは難しいでしょう。これは僕でもわかることです。それを卒業文集に書くことも書かれた女の子からすると「何で私の名前出したの?」という感じ。そう考えると今、友だちと呼べる人と仲良くできている人は幸せ者なのだと考えることができます。それから結婚。女性は恋人、彼氏と結婚相手は別と考えていて、おもしろいと思いますね。僕自身も昔の知り合いで中学時代には新卒の体育教師と交際し、高校時代にはコンビニバイト先の店長の愛人だった女性がいました。大人になった彼女は逆イケメンで逆細マッチョなお医者さんと結婚して周囲をびっくりさせていました。遊ぶときは遊び、そうでない時には子宮で考える、素晴らしくたくましい女性です。子どもも女の子が2人いるそうです。

 僕は運命的な出会いを一度したことがあり、何度か話しかけたのですが、ダメでした。これはダメになる運命だったのです。僕がイケメンでお金持ちだったら状況は変わっていたでしょうね。ですが、この運命に後悔はありません。なぜなら積極的にがんばったから。この話には続きがあります。僕が保育系の仕事をした時に、その女性の子どもが入園してきたのです。しかも、その女性に瓜二つの女の子でした。僕はこの時にも運命を感じました。その女の子は僕に大変なついてくれて「抱っこして」と何度も言うので、今とは違い昔は大丈夫だった抱っこをしてあげたりしていました。そんな中、その子の母親がお迎えに来た時には彼女も驚いた様子で「お久しぶりです」と大人の対応をしてくれました。「覚えていてくれてありがとうございます。昔は失礼いたしました」と僕は申し上げました。はじめから僕たちはこうなる運命だったのです。幸せそうな彼女を見ていた時、明るく元気な子どもを見ていた時「これは運命なんだ」と僕は自分に言い聞かせました。ある時、その女性の子どもが「似顔絵描いて」と言うので僕はサラッと似顔絵を描きました。周囲の子どもたちが「この先生、異常に絵がうまいよ」となり、結果的にその似顔絵は女性のLINEのアイコンになったそうです。そうです。これも運命です。僕が兼業でイラストレーターをしていると知った彼女は「どうして昔、言ってくれなかったんですか?」と尋ねてきたので「大したことじゃないですよ」と言って僕は愛想笑いをしました。

 そういえば、今日はクリスマスイブですね。群衆の中にいると孤独を感じたりします。きれいなイルミネーションが人々を魅了しています。人の数だけドラマがあり、運命が存在します。人は生きているようで生かされている。そう運命によって。


 

 

 

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