2023年11月17日金曜日

高齢者との関わり

  先日、ドラッグストアに用があって買い物を済ませ、店を出ました。乗ってきた自転車に乗ろうとした時に高齢者の男性から「その自転車、軽そうだね〜」と話しかけられました。僕は「そうなんですよ」と申し上げ、ほっこりとした時間が流れました。そういえば、僕は高齢者とほとんど関わっていないことに気づかされた瞬間でもありましたね。昔、古書店でアルバイトをしていた時にマダムみたいな先輩の女性から「あなた優しいから介護の仕事したら?」とおすすめされたことがあります。確かに古書店のアルバイトは向いていなかったです。とはいえ、介護の仕事が適職かどうかはわからない部分。仕事はみんな大変です。

 知り合いでは「おじいちゃん、おばあちゃんかわいいから好き」という女性がいて、彼女は介護の仕事していますね。お給料は決して高いとは言えないけれども、やりがいがあるそうです。素晴らしいと思います。高齢者と言えば、僕が子どもの頃近所に頑固おやじみたいなおじいさんがいて、その家の窓ガラスを野球をしていて割ってしまい、みんなで謝りに行ったことがあります。彼は「正直に謝りにきたのだから許す。みかんを食べて帰りなさい」とのことでした。「絶対怒られると思ったよな」と誰かが言いました。僕も同感でした。そのおじいさんは寂しかったのではないかと今では思ったりします。イライラしているおじいさんは老害と言われかねない世の中です。 

 僕は年齢で人を差別しませんが、社会的に60歳以上は高齢者、75歳以上は後期高齢者と年齢による識別が行われております。自分も同様に長生きをすれば高齢者になるわけですが、きっと誰しもが最初は「高齢者」と括られることに違和感を感じると予想いたします。とはいえ、人生は不可逆的変化。過去に戻ることはありませんから、生きていれば誰しもが高齢者になるのです。そのことは頭に入れておきたいですよね。みなさまも身近にいる高齢者のかたには、優しくしてあげてください。


 

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