2023年12月2日土曜日

質問

  友だちがある職業に就きたくて、面接を受けたのだそうです。すると面接官から「失礼にあたるかもしれませんが、全員に質問しているので、お聞きしてもよろしいでしょうか」と言われたため「どうぞ」と言うと「タトゥーとかあります?」と言う質問だったそうです。僕の友だちにタトゥーのある人はいないので、当然「どこにもないですよ。今度一緒にお風呂でも?」とほっこりする解答を返したそうです。さすが僕の友だちです。面接官がその質問をした理由は接客業であり、お客さま層が年配のかたが多いので、タトゥーを反社会勢力の人たちの刺青と捉える傾向にあるため、できればタトゥーのない人を採用したい、そのような意向があった模様。納得ですね。

 僕の世代ではギリギリでタトゥーという感じ。少し上の世代ですと完全にチョッキの刺青を連想するという感覚です。個人的にも僕は古い人間なのでタトゥーは怖いと感じる部分。自分に入れようなんて思ったことは1度もありません。そもそも僕は飽き性なので、どこかにタトゥーを入れてもすぐに飽きてしまいます。タトゥーは簡単に消したり入れたりできるものではないので、若い人はよく考えて行動に移しましょうね、と心底思います。昔の知り合いで体のある部分にタトゥーを入れてしまい、彼女は後悔をしていると風の噂で聞きました。僕はその相談をされた際にきちんと「飽き性でしょ?消したくなった時に困るからタトゥー入れないほうがいいよ」とアドバイスをしたのですが、その子は僕の制止を振り切りタトゥーを入れてしまったみたいです。そして、案の定後悔をしていると知って、僕は「僕のアドバイスは何だったんだろう」と切ない気持ちになっています。

 みなさまの中でもお仕事の都合上、タトゥーがあるかどうか、そのことについて、面接の際や勤務後に上司から聞かれることがあるかもしれません。僕はタトゥーを怖いと申し上げているだけで、タトゥー自体を否定しているわけではありません。覚悟のあるかたは、どんどんファッション性のあるタトゥーを入れて良いと思いますし、仮に「将来、後悔しそう」というかたは入れるのをやめにする、そんな選択ができると有意義な人生が歩めるのではないでしょうか。 



0 件のコメント:

コメントを投稿