どんなに記憶力の良い人でも、いずれは忘れていきます。これは僕も同様で、逃れられない定めのようなもの。素晴らしい思い出もいつかは忘れてしまうのです。だから忘れてしまう人に「忘れるな」と言ってもムダな話なのです。ちなみに僕の記憶力は人並みなのですが、すでに多くのことを忘れてしまいました。これは「思い出して」と言われても、思い出せませんので、対処のしようがありません。
写真が好きな人は日々の生活の中で写真に収めておくと、後々とても役に立つと思いますね。思い出すきっかけにもなります。これはおすすめの行動。それからメモ。後から振り返ることができるので、記憶より記録を教訓とし、いろいろなことをメモっておくと良いのではないでしょうか。
学生の頃の話で、とある同級生の女の子から廊下で次の講義を待っている時に「次の〇〇の講義ってこの教室ですよね?」と話しかけられ僕は「そうですよ」と答えました。その後、顔見知りになったのですが卒業間近に「初対面で俺話しかけられたよね?」と尋ねたら「私、話しかけてないよ」とのことでした。そうです。その子は完全に忘れていたのです。そして、僕のことなど大して影響のない存在だったことが明らかになりました。
このように人は忘れていくものなのです。特にどうでもいいことは本当にすぐに忘れていきます。こう考えると人間は自分に対して非常に都合の良い生き物です。だから写真を撮ったり、メモに記したり、できるだけの対策をとりましょう。それでも忘れていくのであれば、それはもう仕方がないこと。忘れていくことは生きている証しでもあるのです。

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