2017年4月26日水曜日

時間を忘れる時

 好きなことをしている時に、人間は時間を忘れてしまいます。それは良いことだと思いますが、ぞっとしてしまうこともあります。先日、久しぶりに大型書店に行ったのですが、気が付いた時には入店してから50分くらい経っていました。おもしろそうな本を探していただけなのですが、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうわけです。
 反対に、人間は苦痛を感じると時間のスピードが遅く感じられます。大嫌いな病院の診察待ちが異常に長く感じられるのはそのためです。そういえば、その診察待ちの時に、時間つぶしのために小説を読んでいると、いつも良い所で名前を呼ばれてしまいます。タイミングが悪いのです。
 時間を忘れるくらい何かに没頭できることは良いことです。若い時にそれができるのと、できないのとでは雲泥の差だと僕は思います。

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