車のデザインや洋服のデザインが現代のものよりも数十年前の方がかっこいいと感じることがあります。これは感覚が間違っているのか、逆にデザイン自体が出尽くしてしまい、過去のものを超えられていないからなのか議論が分かれるところです。
ですが、あるスポーツメーカーのロゴは明らかに昔のデザインの方がかっこいいですし、かっこいいということを言葉で表現することは難しいのですが、要は視覚的にキャッチーだと強く感じるのです。
そもそもデザインはかっこいいものを創造するものです。かっこよく仕上がらない場合は「ちょっと違うな」という受け入れがたいデザインになってしまいます。上記のスポーツメーカーのロゴは結果論だと思います。昔のロゴの方がかっこいいと感じるのは、新しいデザインのロゴが世に出てから時間が経ち、はじめて過去の物との比較対照がなされた結果として、昔のデザインの方が勝っていたということです。
おそらくデザイン、特にスポーツメーカーのロゴなどは見慣れてしまうと、その素晴らしさ、かっこよさ、美しさのような感覚が麻痺してしまい、ロゴのモデルチェンジへと繋がってしまうのでしょう。ですが、ロゴはとても重要なもので、商品自体が良くてもロゴが悪いと購買を控えてしまうこともあると思います。
ある日本自動車のメーカーのロゴは昔のデザインが素晴らしくかっこいいものです。カタカナを使用し日本を象徴しているようです。現在は世界的企業になっています。その企業は世界進出を見据えた時に外国でも通用するアルファベットのロゴにチェンジしてしまったようですが、見比べてみると、やはり昔のデザインの方がかっこいいのだと再認識することができます。
昔のデザインが優れていることは、たとえばファッションにおけるダサかっこいいと言われる範疇で表現することが可能です。やはり、素晴らしいデザインは音楽や文学、芸術と同様に時代を超越できるのだと確信しています。
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