2019年1月20日日曜日

死はすぐ隣に

 電車を待っていたら、人身事故により遅れが出ているとアナウンスが流れました。多くの人が「またかよ」と思うのですが、この世からひとつの命が失われた瞬間でもあります。鉄道会社によって人身事故の多さは異なると思いますが、毎年この時期になると急増するような気がいたします。僕は昔、電車の中に1時間45分閉じ込められた経験がございます。その時も人身事故が原因で、しかも冬でした。僕はその電車に乗る直前にお手洗いを済ませていました。正直「トイレに行っておいてよかった」がその時の感想でした。誰かが死んでしまったなんて二の次です。
 このブログ内でも天才は夭折すると書いたことがありますが、その多くが自殺であります。ファンたちは、天才の歳を乗り越えて、生きていきます。そうすると気づくのですが、天才たちはいつまでも若いままなのです。これはズルいというか、もしかすると、天才はそのことを知っていて、また永遠を手に入れようとして自決したのではないかと錯覚することさえあります。
 人は必ずいつか死にます。死はすぐ隣にあることを肝に命じておくべきだと僕は思います。

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