書店に行くと流行っているイラストがすぐにわかります。これは一見同じ人がすべて制作をしているのではないかと一瞬、錯覚に陥るのですが、そうではなく、いろいろなイラストレーターが似ているイラストを製作しているに他なりません。それは音楽の流行にも似ていて、曲の中にラップが入るなどは遥か昔、2000年代前半にあった流行の現象です。イラストも同様で、流行っているイラストを真似る人がいるので、どうしても流行っているイラストが出てきてしまうのです。かくいう僕といえば、自分の独特なイラストを変化させるつもりもなく、マイペースにイラスト制作を継続しております。お仕事のご依頼も細々とありますし、僕のイラストは僕にしか制作できないという自負があります。
なぜ流行っているイラストができてくるのかというと、それはつまり真似をする輩が存在するからです。これは二番煎じという言葉がピッタリで彼らは自分がないので、他の人のイラストを真似るしか生きる術を持たない、かわいそうな人種でもあるのです。知人がインスタの写真を勝手に企業の広告に使われた、そんな話を耳にしたことがあります。僕もインスタの写真をパクられたことがあるのですが、本当に気分が悪いと言いますか、後味が悪いものなのです。著作権とか無視して平気で人のものを自分のものであるかのように使う最低の人が一定数存在するのも事実です。現代はスクリーンショットができてしまうので便利なものには危険がつきまとう。そう頭の中に入れておく必要がありそうです。
これからもイラストの流行はあるかと思いますが、自分に一貫性を持たせれば、自分にしか制作できないイラストが必ずできるはずです。人の真似をしていないでブレない芯を持った人間になることが大切なのではないかと考えております。
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