2017年6月13日火曜日

訓練で何とかなることとならないこと

 「やればできる。諦めるな。気合だ。」という昔の根性論は現代では通用しない気がします。かといって、何の努力もしないで何かを獲得しようとすることはできないに決まっています。
 たとえば、体の線が細いA君が腹筋によりシックスパックを手に入れたいと願います。そのためにA君は毎日、腹筋トレーニングをすることを日課としました。最初は7回しかできなかった彼も1年後には100回できるようになりシックスパックまであと少しというところまで来たのです。
 A君は最初、腹筋が7回しかできなかったのに1年後には100回もできるようになったので、93回ぶんは彼の努力による賜物です。これは日々の訓練により達成されたのです。訓練は強制ではなく自主性が必要です。やらされている状態からは何も生産されません。
 学生の頃に、授業中にフラフラして教室を飛び出してしまう生徒がいました。教師陣は必死になって教室に閉じ込めようとしていましたが、無駄でした。学校は勉強とか部活とか人間関係とか、社会に出るまでの訓練を行う印象があります。しかし、訓練には何とかなることとならないことがあるのです。

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