芸能のゴシップ記事で、例えば非常にお綺麗な女優さんなのに昔の画像を引き合いに出し、ビフォーアフターで現在劣化してしまったというものがあります。この劣化という表現は非常に失礼な言い回しです。しかしながら、一般的にも認知されている言葉のチョイスです。
なぜこのような表現が用いられているのかと考えてみると、冒頭のゴシップ記事と記したことからもマスメディアがおもしろおかしくしようとしていることが原因です。ここには妬みのようなものも含まれていると思います。現在でも非常にお綺麗な女優さんを過去と比べると劣化してしまったと記事にすることは、昔の人気に対する妬み、美しさに対する嫉みでしかありません。
通常の人間であれば年齢と共に重力に逆らえないわけですから、美貌が老化してしまうのは仕方がないのです。稀に何十年も前から見た目が変わらないお方もいらっしゃいますが、それはそれで「整形しているのではないか?」と記事になってしまうので、まあ有名税でしょうが、気の毒な話です。
とにかく劣化という表現は悪口以外のなにものでもありません。自分自身は他人に対して絶対に口にしたくないお言葉だと捉えています。
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