2017年6月22日木曜日

マイペースの心地よさ

 他人に関心がないためか、よくマイペースだと言われます。それは子どもの頃からであり、大人になってからもマイペースな性格は全く変わりません。マイペースという言葉はおそらくマイナス的な意味を有しているように聞こえます。残念ながら決して褒め言葉ではありません。
 それではなぜ、マイペースな性格ではいけないのかというと、日本は教育として個よりも集団を尊重する傾向があります。僕は義務教育までの全校集会のようなものが苦手でした。窮屈で窮屈で体育館を飛び出したくてしょうがありませんでした。このような学校教育を行うわけですから、集団の中にマイペースな人間がいると、教育者、指導者は厄介に感じるでしょう。「どうして皆と同じ行動が取れないんだ(怒)」と言いたくなるのも分かります。しかし、マイペースな人間はそういう性格なのです。その性格を変えろと言われても変えられないわけです。
 僕のようなマイペースな人間にも、社会的、経済的な生産性はあると思います。ひとりで黙々と作業することが得意なので、強い集中力を発揮できるのです。チームワークとは無縁の仕事も世の中には存在するわけですから、マイペースな人間を排除するのではなく、社会の中で活かすためにはどうしたらよいのかを教育していくことも必要なのではないでしょうか。
 まあ、マイペースな人間の周りの人は大変だろうなとは思いますけれども。

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