僕は、子どもの頃から「言葉遣いには気をつけるように」と教育を受けていたため、言葉遣いにおいて、トラブルになったことはありません。ですがアパレルをやっていた時に1人だけ、僕よりも言葉遣いが非常に丁寧で「悔しい」と思ったことがありました。と同時に、年下の彼から見習わなければならないと感じたのです。彼は仕事でも服を売るプロで僕の活気だしの声を「よく声が通るね。うらやましい」と言ってくれました。今でも交流のある友人の1人。その後「飲みに行こうよ」と彼から誘ってくれたので、コロナの前だったので職場の近くの居酒屋に行きました。彼は紳士的で、言葉遣いについては「特に気にしていないよ」と言っておりました。「無意識でできているんだ。すごい」と思いましたね。それから話のうまさ。「さすが服を売るプロ」という感じで、僕は彼にだけは勝てないと確信しました。そこからは憧れの対象として彼の勤務態度を観察するように。
言葉遣いの丁寧な人は絶対的に、人を見下しません。僕はアパレルをやっていた時には、この人はどのくらいお金を落としてくれるだろうかと考えながら、服を売っていましたが、そのことを彼に話すと「僕はそうじゃない。単純にお客さまに似合いそうな服を提案しているだけ」と貴重な意見を聞かせてくれました。それからは僕もお客さまごとに商品のおすすめを変えるようになりました。服を売るには商品知識よりも接客態度が重要です。丁寧で親切な人から誰でも服を買いたいでしょう。態度の良い接客には言葉遣いが最も重要です。フィッティングルームでお戻しの商品があっても「ご試着ありがとうございました」と頭を下げ、丁寧に話す彼が忘れられません。
みなさまもそれぞれ人から見習わなければならないと感じる瞬間があるはずです。それは自分自身が成長するチャンスですし、素敵な人から学習することは人としてレベルアップできる絶好の機会なのです。「俺の周りに尊敬できる人いないんだよ」という人は過去の偉人から学習をすれば良いのです。いろいろな文献がありますから、偉人の著書を拝読することできっとレベルアップができるはずです。ぜひやってみましょう。
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