イラストレーターになってから、デザインについて考えることが多くなりました。街中を散策してみると素晴らしいデザインの看板や広告をお見かけします。ところがイラストレーターやデザイナーはあまり尊敬される仕事ではないと感じます。つまり下に見られるということ。ここで世界からデザインがなくなったら、どうなるのかについて考えてみようと思います。1番困るのがトイレでしょうね。一般的には男性用トイレが青で、女性用トイレが赤。 LGBTのかたは、このデザインに異論があるのでしょうが、あくまでも一般論の問題をここではいたします。さて、トイレのデザインがなくなると「男」や「女」といった漢字でしか表現ができなくなってしまうので、無機質なものとなってしまいます。結論から申し上げて、世界からデザインがなくなったら、非常につまらない世界となってしまうということがあると思います。
子どもは生まれてから絵本を読むようになり、漫画やアニメを見るようになります。義務教育である小学校に入学するとイラスト付きの教科書を読むようになりますよね。ここで、もしもイラストがない教科書で学習した場合、正直言って分かりづらい、そんな教科書になってしまうと断言できます。ここがポイントとなる部分で、イラストやデザインは人に分かりやすさを提供できる大切な商品なのです。とはいえ、イラストやデザインに価値があるかどうかを決めるのは消費者のみなさまです。それから生成AIの出現で「イラストレーターやデザイナーはもはや不必要」とするクライアントのみなさまがいることも現実としてあるでしょう。
スタバのマークのデザインを不愉快だと感じる人はきっといないはずです。僕自身もあのロゴデザインは神っていると感じますし、一発でスタバを表現できているので素晴らしいの一言しか出ません。このようにデザインは人間の生活を送る上で必要不可欠な存在となっているので、うまく付き合っていく必要があると思います。たとえば、ペットボトルのデザインが嫌だという場合はラベルを剥がしてしまえば良いわけですので、こちら側にできる対策は必ずあるはずです。世の中には多様なデザインがありますから、お好きなデザインをお探しになってみてはいかがでしょうかね。
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