2024年3月4日月曜日

SNSには載せない絵

  僕はイラストレーターとして活動しているのですが、手描きで抽象画を描き続けております。かれこれ十数年になりますね。ですが、それらはSNSやネットにはすべて載せておりません。自宅アトリエにきちんと保管しております。理由は無断転載されたり、パクられたりすることが嫌だからです。ネットに上げなければ、嫌な思いをせずに済みますからね。サイズは大きいものですと横1メートルくらい。アナログな作業になるので、色を塗る時にはパソコンで描いたほうが楽だな〜と感じることも事実。ですが、本当の実力は隠しておく、要は能ある鷹は爪を隠す、という感じ。

 本気で描いた絵をSNSにアップするのは安易な行動です。世の中には無神経な輩がたくさんおりますので、その対策として、ネットには載せないこと。これが大切です。以前にまったく売れない画家の人から「絵見せてくれないかな?」と言われたことがあるのですが、僕は断りました。その人はパクる目的で僕に近づいてきたのでした。僕は敏感ですので、そのような人とは疎遠に。今後も絶対に関わることはありません。 

 SNSは気軽に自己発信できる便利なツールである一方で、危険なメディアであるとも言えるでしょう。他人の作品をさも自分の作品ですと発表する神経を疑いたくなるような人たちが存在するわけです。彼らは努力ができませんし、そもそもセンスがありません。その意味で非常にかわいそうな人たちだとも思いますが、他人の作品を無断でパクっている時点で同情の余地なし、おとなしく別の仕事を探すべきでしょう。

 クリエイターを志す人たちで、SNSを活用することは決して避けるべきとは思いませんが、本気の作品は手元に置いておいて、ネットに晒すことは控える。このような選択肢も頭に入れておく必要がありそうです。無断転載って本当に気持ちが悪いですし、嫌な思いをするのは自分自身なので、ぜひお気をつけくださいませ。


 


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