2025年9月9日火曜日

教育実習生について

  小学校6年生の春にやってきた教育実習生の先生のことが鮮明に記憶に残っていて、よく思い出します。その先生は女性でしたが、生徒に大人気でした。理由は明るくて若くて楽しい人だったから。今考えてみると小学6年生って12歳。教育実習生の先生は21歳ですからわずか9歳しか離れていないことになります。ですが当時は相当大人の女性に感じました。その先生は最後の授業でクラス全員に手紙をくれました。僕の手紙には「ツンデレくんは、非常によく気がつく子です」と書かれていました。これは良く言えば気が利くということ、悪く言えば神経質ということ。今でもこの性格は変わっておりませんので、教育実習生は僕の性格をよく観察し、見ていたことになります。

 知り合いで結構学校の先生が多いので、その仕事の大変さを理解しているつもりです。学校の先生って昔に比べて尊敬されているとは言い難い現実があります。大変だから離職率も高いのかもしれません。ただお子さまの成長を身近に感じ取れるという素晴らしいやりがいがあるそうです。

 残念なのが学校の先生を純粋に目指しているわけでもないのに、ライセンスだけ取ろうとする人がいること。きっとみなさまの周りにもいるはずです。「せっかくだから教職取っとこう」 という大学生もいるのです。確かに資格はないよりはあったほうが良いです。履歴書にも書けますし、転職の時に役立つかもしれませんよね。ただ純粋に学校の先生を目指している人からすると、その行為は悲しい気持ちになることでしょう。

 冒頭の僕が記憶に残っている教育実習生の先生は歳を計算してみたら、全然現役でがんばっているご年齢だと予想しております。僕のことなど覚えていないでしょうし、もう2度と会えないでしょうが「あの時はありがとうございました」とだけ言いたいですね。


 


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