2024年6月18日火曜日

目立つヤツの横にいるヤツ

  学生時代に「芸能人予備軍」と言われる非常に目立つイケメンがおりました。彼の横には冴えない人がいつもいて、女子からは彼を通してコンタクトを取る、というようなことがありました。その際に、そのイケメンのことを「香水くさいんだよ」と悪口を聞かされたことがきっかけで彼の信用はガタ落ちしておりました。いつも横にいるのになぜそんなことを言うのだろうという感じでしたね。臭いなら横にいなければいいじゃないか、ということです。彼は目立つヤツの横にいることで周囲からいろいろと話しかけられるのが嬉しかったのでしょう。なんとも悲しい話。

 学生のみなさまはタイトルにもあるように目立つヤツの横にいるヤツ、という表現に頷いてくれる人がいるのではないでしょうか。どこの学校にも人気者は存在します。そして、そういう人にわざとすり寄る人間も存在するので、本当に友だちなのかが議論の分かれ目です。僕は学生時代に目立つヤツにすり寄ることは絶対にしませんでした。プライドがあったからです。ただ、話しかけられたらふつうに話をしていましたね。目立つヤツの横にいるヤツはプライドがないのでしょう。それから将来その目立つヤツが有名になった際に恩恵を受けられるかもしれないから、仲良くしておこうという戦略的なものもあるのでしょうね。こう考えるとふつうの友だちとは異なるので、目立つヤツは人間関係に注意が必要です。

 僕の世代ではないのですが、僕の上の世代ですと「友だちは選べ」とか耳にしたことがあります。目立つヤツは特に慎重に友だち作りをしなければならないでしょう。冒頭のイケメンは結果的に芸能人にはなれませんでした。そして、彼の横にいつもいた彼とは疎遠になっているそうです。有名になれなかったイケメンに用はないということでしょう。

 学校は社会の縮図と言われます。現在学生のみなさまは、学生生活を大いに楽しんでください。そして、芸能人予備軍とか将来有名になりそうとか、そういった打算ではなく、本当に仲良くできる生涯の友だちを見つける努力をなさってください。ご奮闘お祈りしております。 



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