2024年8月20日火曜日

思い出

  人は何のために生きているのでしょうか。僕はそんなことを最近考えたりします。僕の解答は「思い出を作るため」。人は思い出を作るために生きていると思うのです。思い出のない人生はとても退屈な人生です。お金がなくても思い出は作れます。現在のような夏でいえば、近所のお祭りに出かけたり、花火大会に行って見たり、何も海外旅行へ行くことだけが思い出作りとはならないはず。要は行動に移せるかどうか、そこがポイントです。

 友だちでフリーランスの映画監督がいるのですが、彼は子どもが保育園に入れなかったので、朝から昼間は近所の大きな公園に毎日行って、一緒の時間を共有したのだそうです。「大変だったけど結果的にものすごい良い思い出」そう申しておりました。彼は奥さんよりも多くオムツを替えたことが自慢らしいです。素敵なことです。その思い出は保育園に入れていたらできなかった思い出です。人生はどう転がるかわからないものです。だからこそ、人生は楽しいのでしょう。

 それから思い出って不思議なもので、覚えている人とすぐに忘れてしまう人。両者が存在します。僕は非常によく覚えているタイプ。「よくそんなことまで覚えているね?」と驚かれたりします。中でも好きだった人と下北沢でデートしたことは大変鮮明に記憶している貴重な思い出。僕はその子のことがとても好きでした。結論を申し上げると、その恋は実りませんでしたが、きっと幸せにしていることでしょうね。

 思い出作りは勇気を出して一歩踏み出してみないと、作れないものです。たとえば、好きな人がいる場合は、思い切ってデートに誘ってみましょう。断られるかもしれませんし、僕のようにその恋は実らないかもしれません。それでも思い出はないよりもあったほうが良いと僕は思います。人間は思い出を作るために生きているのかもしれませんね。今日はこの辺で。 



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