2024年7月30日火曜日

目黒蓮と『海のはじまり』

 みなさまは本シーズンのドラマで楽しみにしているものはおありでしょうか。僕はフジテレビの月曜9時からの通称、月9を楽しみにしているひとりです。それは目黒蓮主演の『海のはじまり』というもの。これは2022年下半期に社会現象を巻き起こしたドラマ『silent』のチームが再集結し、そしてまた目黒蓮が『海のはじまり』に出るということで放送前からかなり話題になっているものでした。内容はかなり重い感じのドラマなのですが、脚本家の生方美久さんのリアリティーのあるワードセンスにひきこまれてしまう自分がいて『silent』と同様に僕はハマってしまっています。大谷翔平と同時代に生まれた我々が幸せなように、脚本家の生方美久さんと同時代に生まれた僕たちは非常に恵まれていると思うのです。そうです。生方美久さんは脚本界の大谷翔平と言っても過言ではない存在なのです。

 『silent』や『海のはじまり』を観ていて思うのがセリフの素晴らしさはさることながら、インテリアやファッションが実に見事であるということ。一般的な庶民の家を忠実に再現しており、現在放送中の『海のはじまり』の月岡夏くんの家にコンポが置いてあったりして、細部にまでこだわりが観れて、見ていて飽きないですね。若い世代からすると「昭和レトロでエモい」という感じなのではないでしょうか。『silent』でも川口春奈さんが演じる青羽紬ちゃんがタワーレコードで働いていたり、CDやiPodが登場したりして、思わず「懐かしい」と共感した人も多かったことでしょう。『海のはじまり』は美術陣も素晴らしいのです。図書館で働く津野くんの家にも本が大量にあり、本当に見事だと思いますね。 

 前述の通り、何と言っても生方美久さんの脚本はセリフがリアルで、ナチュラルで、ムダがありません。若い人もひきこまれるのは新しいと感じる言葉の選択がなされているからでしょう。それから家族愛。嫌な人がほとんど出てこないので、気持ち良くドラマを見ることができます。いずれのドラマも理想のお父さん像が出てくるのが、観ていて楽しいところでもあります。脚本家の生方美久さんは相当育ちの良い暖かい家庭に生まれ、お育ちになったのではないかと推察できます。

 それから『silent』も『海のはじまり』も目黒蓮が出ているから観る、という人は大勢いるでしょうね。彼はSnowManでも大活躍しているトップアイドルです。人柄も真面目そうで、好感が持てます。かつてはドラマ界を木村拓哉さんが牽引したように、これからは目黒蓮がドラマ界、映画界を引っ張って行く存在になるはずです。特に現在はさわやかな大学生役を演じさせたら、目黒蓮の右に出る者はいません。

 今後も、目黒蓮と『海のはじまり』から目が離せません。


 

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