夏休みが明けて、学校に行けないという学生さん。多いのではないでしょうか。僕は学校は皆勤賞でしたが、ある時期とても学校に行きたくない時期がありました。ですので、不登校の学生さんや学校に行きたくても毎日行けない人の気持ちが少しですが、わかります。お悩みのかたに申し上げたいのが、絶対に自殺してはいけないということ。学校なんて別に行かなくたっていいわけです。それは学校が人生のすべてではないからです。人生100年時代のある一瞬の期間だけが学生時代です。
学校へ行きたくない学生さんを悩ませているのがいじめの問題。先生も親にも気づかれないようにいじめをする質の悪い学生が必ずいます。これは僕の時代からいましたし、昔からいるわけですから、きっとこれからもい続けるでしょう。そういう人と関わらないための選択肢として、学校に行かないこと。彼らと関わってはいけないと僕なんかは思います。僕は学校に恨みがあるわけではありません。ただ、繊細な子やいじめられている学生さんたちを救うには、そうするしかないでしょう。先生も助けてくれない、親も理解してくれないのであれば、彼らは死を選ぶという選択肢が頭の中をよぎってしまいます。これは最悪な思考なのです。人は自ら死ぬために生まれてきたのではありません。より善く生きるために生まれてきたわけです。
学校へ行っていないと社会に出てから困る、とか不登校はその後の長期的なひきこもりにつながる、とか親御さんはそう考えると思います。心配すると思います。だからなんとしても学校へ行かせたいと考えてしまうのです。ですが、それはその場しのぎの考え方です。「もしも愛するわが子が自殺してしまったら」と想像すれば、無理矢理学校へ行かせる選択肢は消えるでしょう。
学校へ行けない人へ、僕からアドバイスをさせていただくのであれば、好きなことを見つけるチャンスと現状の立ち位置を把握して、いろいろとチャレンジをしてみる、ということでしょうか。僕のように絵を描くことが好きなのであれば、絵を描き始めてみる。ゲームが好きな人は、ひたすらゲームに熱中してみる。読書をするのもおすすめです。そして、わが子が学校へ行かないとお悩みの親御さんには、お子さまは「学校へ行かない」のではなく「学校へ行けない」のだと認識を変える必要があることかと思います。人生は今だけではなく、これからがあります。不登校は決して甘えではなく、学生さんたちにはいろいろな悩みがあるのだと、思考を広げてみることも大切なのではないでしょうか。
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