2016年2月6日土曜日

折り紙がしたくなる

 子どもの頃、僕は折り紙が好きでした。大人になって折り紙をやる機会なんてないですから、折り紙という言葉さえ過去のものとなっていました。ところが、100円均一をフラフラしていたら、折り紙と出くわしました。それはまるで初恋の女性と再会したかのような甘い瞬間でした。
 僕は迷わず折り紙を購入しました。大急ぎで家に帰って、折り紙を折るためです。久しぶりに折り紙を取り出し、折り紙の匂いを嗅ぎました。それは非常に懐かしく暖かい匂いでした。折り紙を折りまくる僕の表情は満面の笑みだったに違いありません。

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