2018年2月8日木曜日

昨日のテレビ

 昨日夜、ザッピングをしていたらあるチャンネルに目が止まりました。その番組では貴乃花親方が山本晋也監督のインタビューを受けていました。日馬富士の暴行事件騒動の最中、あれだけ沈黙を貫いていた貴乃花親方が饒舌に話をしているのを見て最初は違和感を覚えましたが、話を聞いているうちに貴乃花親方は極めてまともな人間であるという印象を持ちました。同時に、貴乃花親方ひとり対日本相撲協会の闘いであったのだとも感じました。
 僕が気になったのは暴行の伏線です。白鵬や日馬富士がいないお酒の席で貴ノ岩が「これからは俺たちの時代だ」と言い放ち、暴行のきっかけになった点です。この発言が真実かどうかは別として、仮に貴ノ岩が言っていたとしましょう。僕の感想ですが、横綱がこの発言を聞いたところで聞き流せば良いだけの話です。こんなことを気にしているようでは横綱の器ではありませんし、言わせておけば良いだけの問題です。この発言に憤りを覚えるなら、それは横綱自身が衰えを自覚していることに他なりません。とにかく復帰後の白鵬対貴ノ岩のガチンコ相撲が楽しみです。
 貴乃花親方に話を戻します。一般的に組織に個人で立ち向かっても勝ち目はありません。結果的に貴乃花親方は理事選の勝負に負けたわけですし、素晴らしい人間性をお持ちなので、ご自分の部屋から多くの名力士を育成する方向に舵を取ったほうが得策なのではないかと考えるのは僕だけでしょうか。

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